• Hisano Bell

十代の妊娠と家族の受け取り方


ハコ海岸(Jaco Beach)

この国の子供達はかわいい子が多い。特に、10代の女の子は本当に見ほれるくらい綺麗だ。私の住んでいるアテナス市は、首都サンホセ市(San Jose)からハコ海岸(Playa Jaco)の方へ30分位車で行った所にあり、サンホセや、高価な店舗の多いエスカズ(Escazu)などと比べると田舎と思われている町だ。だからなのか、私の家の近くでは10代で妊娠し、出産する女の子が結構目につく。


いろいろな文献やネット上での情報によると人口の9

割以上がカトリック教信者らしい。宗教的な見地からすると「結婚までは待ちましょう」の教えのはずだが、現実と建前はまったく違うらしい。誰に話を聞くか、どのような家庭に育ったかによって意見は異なるものの、一説では10代の妊娠の6割以上は未婚の妊娠らしい。私達家族が行きつけのカイロ医院で働いている従業員の中の二人の美人さん、結構仲良くしているパン屋の売り子さん、向え隣の娘、その子の従姉妹、クリニックで出会った学生など、私が実際に知っている若い女性の多くが未婚で出産している。こういう事例は珍しくないらしい。

国で保育園という言葉はあまり聞かないが、この4年半の間に聞いたことがあるのは、外国人女性がやっている保育園の一例だけ。このようにして未婚で出産した後、子供の面倒や養育は誰がするのだろうか?結婚するか、親がかりで育てるか、孤児院に入れるかの選択肢なのだろうが、その殆どが親の世話になっているようだ。この国では、中絶は違法なので出来ない。 こういう場合、その子達の親は40代(場合によっては30代)でおばあちゃん・おじいちゃんになる。こういうことが日本で起こったら、それこそ、恥、罪悪感、怒りで家族全員が苦しむような環境におかれるのだろうが、この国ではそういう感じには見えない。

日の出と共に人生の出発を

「誰でも、助けられる時に助けるのよ。」と言いながら、子供を抱いて散歩をしたり、家のパティオで子供達が遊ぶのを嬉しそうに眺めている若い祖母・祖父が多い。また、家族や親戚の子供達がそういう赤ちゃんや幼児を抱いて散歩したり、一緒に遊んだりする光景によく出会う。こういう穏やかな情景は日本や米国ではあまり見かけなかった光景だ。


長く日本や米国で仕事をしてきた私にとって、女性の社会進出、家庭と仕事の両立、女性の地位の向上などは当たり前のこととして受け止めているのだけれど、そういう価値観とは違うここコスタリカの普通の女性や家族のあり方をを傍目で見ていると、何かほっとするものがある。「心の安らぎ」とでも言う表現をしたらいいのだろうか。40年近くガリガリと働いてきた私の魂の癒しの場所なのかもしれない。

怠け者: by Javier Mazzeo on Unsplash

その象徴でもあるかのように、2008年引越し当時、私達の家の近くの大きな木に動物の「怠けもの」(Sloth)が訪問してくれた。いつになったらこの怠けものように生きられるのだろうか?ゆっくりと、自分のペースで、好きなことだけをして。。。でも、よく観察したら、あの怠けもの、食べる時だけは速いスピードだった。


これは、2012年9月4日に「喜々姫コスタリカ冒険記」の投稿の改定版です。


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